住まい方の伝統について  住宅産業から住居産業へ ①|株式会社FGH 執行役員 中村彰男

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住まい方の伝統について  住宅産業から住居産業へ ①

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その他識者 株式会社FGH 執行役員 中村彰男

やや偏屈なところも、つむじの曲がったところもありますが、情報量に関してはそこそこの自負がございますので、私のコラムからは、不動産投資について、何らかのヒントを拾っていただけるのではないかと思っております。

私は、勤務先の会社で開催している、収益不動産運用に関するセミナーの講師も受け持っていますが、主たるテーマを、人口減少期における不動産投資はいかにあるべきか、に置いています。

前回のシリーズでは、近現代における東京の発展段階を、さまざまな角度から検証することによって、賃料の下落しにくいエリアを想定しようと試みました。

今回のシリーズは、大幅に趣向を変えて、住宅を供給する側ではなく、居住する立場から、どのような住宅が快適な住居なのかを考えてみようと思います。

より快適な住宅が、市場優位性を持ちうるからです。

入江泰吉氏旧居にて

私たちの属する投資不動産業界は、いうまでもなく不動産業界の一分野ですが、もっと大きな括りの、住宅産業の一分野であることに対する意識はそれほど高くはありません。
 
不動産投資は、あくまでも投資である以上、金融商品としての性格が強すぎるからです。
 
しかしながら、住宅産業に関わっている以上、外からは住宅のプロフェッショナルとして見られてしまうのは避けられないので、私たちは住まいや住まい方についてもっと勉強しなくてはなりません。
 
世の中には、「住居学」という学問分野があるのをご存知でしょうか。
 
住宅を供給する側に立った「建築学」とは異なり、居住者側の視点から、良質な住まいとは何か?を追求しようとするものです。
 
これから訪れる賃貸住宅経営の大過当競争時代に勝ち残っていくためには、供給サイドの考える良質な住宅という判断軸に加えて、この住居学という発想に基づいた住宅の品質向上に目を向ける必要がありはしないか、と考えさせられる機会に最近恵まれました。
 
先々週の関西出張の翌日に、休みを利用して久しぶりに二月堂に登り、紅葉に包まれた晩秋の奈良盆地をぼさっと眺めたあと、駅に向かう裏道でぱったり遭遇したのが、大和路の写真家として知られる、故入江泰吉氏の旧居です。
 
この和風建築が奈良市に寄贈されて一般公開されており、ちょっと覗いてみようか、くらいの軽い気持ちで立ち寄ったのですが、さすが写真家だけのことはあり、建物内部がどのアングルから見ても絵になっていることにいたく感心しました。
 
あたかも、日本人にとっての住生活はかくあるべしというお手本を見せられたようで、容易に立ち去りがたく、住宅そのものよりは、住まい方に興味があって住宅産業に身を投じた自らの原点を見つめなおすことにもなったわけです。

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更新日:2017年10月19日 (公開日:2016年12月19日)

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