土地を収益物件に化けさせなければ「負動産」のままで終わり不動産賃貸でも重要な「物件の個性化」 ソーラーシェアリングの顚末 その3|僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

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土地を収益物件に化けさせなければ「負動産」のままで終わり不動産賃貸でも重要な「物件の個性化」 ソーラーシェアリングの顚末 その3

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大家 僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

首都圏近郊の農家が、必要に迫られて不動産賃貸を始めたのが約27年前。 現在は、次期相続に備え、法人化して一部の物件を法人所有としました。 「生活できればそれで十分だが、絶対に負けない大家」であり続けたいと 思っています。

 ソーラーシェアリング設備が去る4月28日に完成し、即日連係(売電開始)となりました。例年、5月はいちばん発電量の多くなる月なのでちょうどよかったと思います。天気の良い日はモニターを見るのが楽しみです。
 この工事を進めるにあたっては、「不動産賃貸業でも同じだなぁ」という、施主側の心得的なものをいくつか感じましたので、何回かに分けて記してみます。ご参考になればと...。

実物を見て思ったこと

 K県の小規模な施工実例を見学した時は、正直いってちょっと先行きの暗さを感じました。

 まず思ったことは、「何だ、ずいぶん架台下は暗いじゃないか」ということです。訪問が夕方になってしまい、日照が悪くなってしまっていたので余計にそう思いました。

架台の高さは私のシステム(設計図面上)より少しだけ低いのですし、搭載されているパネルも当方の計画とは形状も性能も違います。でも、「こんなに暗いの???」と思いました。

 ただ、この架台下の畑の耕作に携わっている人がたまたまそこにいて、いろいろと説明してくれました。非常にラッキーだったと思います。

出向かなければこの話を聞ける可能性は0です。今回は約束なしの訪問ですから、まさに奇跡的出会い! でも、こうした時にふだん拾えない貴重な情報がなぜか入ってくるものです。その方のお話では、「実際にいろいろな野菜で試してみたが、大抵のものは育つようだ」ということでした。

 変な話ですが、この時ほど地目が「山林」でよかったと思ったことはありませんでした。
 つまり、「畑」であれば、「収量を維持した営農」が設置の条件ですから、完成後は見学した事例の何倍もの広さの土地で耕作を続けなければなりません。

しかし、当方の場合は、畑として使用してはいましたが、そもそも「山林」ですから「営農継続」の義務がありません。「作りたければ作れるし、作れなければ放ったままでもよい」という選択はこちらの自由意思なのです。この点では、計画は失敗ではありません。

 もうひとつ思ったことは、「やっぱり、景観が変わってしまうなぁ」ということです。

 見学した事例は、住宅地のなかにある市営の公園の一部を使った、まさに「実験的」なものでした。10m四方の広さで単管パイプを組み合わせて架台とし、小さなパネルを多数搭載するという施工がなされています。「実験的」なものですから、すでに、そこだけが「異空間」と感じました。当方のスケールはこの何倍の広さになるのでしょうか!

 「あの広々とした、遠くまで見通せる空間がなくなってしまうんだなぁ」と、一瞬後悔の念を禁じえませんでした。
 
 ただ、これは、わが家と株式会社OHIの共同事業であり、この土地を収益物件に化けさせなければ「負動産」のままで終わりです。ですから、種々のルール上・運用上の問題が見当たらないので、惜しいとは思いましたが、景観が変わってしまうことには目をつぶり事業化に踏み切りました。
 

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更新日:2017年9月25日 (公開日:2017年6月23日)

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