入居者との人間関係をどう築くか?賃貸管理という仕事は入居者の人生に関わりを持っている|新井 惠

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入居者との人間関係をどう築くか?賃貸管理という仕事は入居者の人生に関わりを持っている

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不動産管理 新井 惠

ビルメンテナンス業から賃貸住宅管理にかかわらせていただいています。不動産管理のなかでも違った視点から、賃貸経営について書かせていただきたいと思います。

賃貸管理会社といっても、わが社はビルメンテナンス会社からの参入なのでどちらかといえば建物管理を得意としています。
しかし、自主管理のオーナーさん等から緊急対応や入居者管理なども含めて頼まれます。

出来事

先日、私どもが管理しているマンションで、入居者からのクレームのような相談がありました。

夜中に隣の部屋から奇声が聞こえるというのです。

詳しく聞いてみると、夜になると隣の部屋の住人が外に向かって死んでやると叫んでいるというのです。

訴えてきた入居者は女子学生なので、気持ち悪いということで早くなんとかしてほしいということです。

早速、叫んでいるという当事者の部屋に行って話を聞くと、大学を留年して部屋に一日中引き込もっていて、夜眠れないから睡眠薬を飲むらしいのですが、それにより幻聴幻覚でうなされるというのです。
 

対応

実家に電話してこの出来事を話したところ、夏に帰省したときに、本人の様子がおかしいので病院に行って診察した結果、うつ病ということで精神安定剤を服用させているということです。

うつ病と診断されているのに、子供に東京での一人暮らしをさせていることに疑問を感じましたが、母親の言い分として、小さな田舎町なので、帰ってきて精神科に通院しているということが知れると世間体が悪いからというのです。

契約書を調べたところ、親は二人とも小学校の先生でした。

親として教育者としての判断が、なんという考えなのかとあきれてしまいました。

話を聞く

本人が私に話すには、親が小学校の先生をしているということが、幼い頃からどんなに自分のプレッシャーになったかということを積が切れたように話すのです。
彼にとって自分のことをすべて聞いてもらいたかったのだと思います。

自分の生い立ちから、母親の教育まで話す彼を見ていて、どうして彼がうつ病なのかと思いました。
私は医者ではないので医学的な根拠は分からないのですが、彼は寂しかったしだれも自分の悩みを理解してくれなかったことに原因があるような気がします。

そして、最も大きな原因のひとつは、母親の一言にあるということが分かりました。

子供にも同じ教育者にさせようと思っていた母親は、彼が大学の単位を落として留年すると、
「おまえみたいなバカな子供を育てたつもりはない」と言い放ったそうです。

子供にとってはあまりにもショックな出来事であり、その一言が彼を苦しめました。

そこから、ますます引きこもるようになって、今まで良い子であるべきというしがらみがプレッシャーとなって、何も手につかなくなってしまったということのようです。

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更新日:2017年8月20日 (公開日:2017年8月5日)

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