入居当初からの雨漏りを申告せず深刻な状態に…退去して欲しい!-賃貸経営博士-

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勝ち組大家への道【管理会社・入居者トラブル編】

入居当初からの雨漏りを申告せず深刻な状態に…退去して欲しい!(地域・神奈川県 )

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15年程前から賃貸(木造アパート6部屋)しており、現在入居中の方は約15年入居されています。
今年に入ってから漏水の連絡があったため修理の立会いに赴いたところ、漏水の他にも入居当初から少しあったという雨漏りが10年間もの間放置され、そのため壁や床が抜けそうな程ボロボロに…。日曜大工で適当にビニールを貼ったりしていたらしく、余計に深刻な状態になっていました。

掃除も全く行き届いておらず、キッチンの天井は煤だらけの状態です。雨漏りを放置されたことで修理費用が高額になることが予想され、耐震面でも危険と判断されました。

このような入居者には出来れば退去していただきたいのですが、その場合、退去費用などを負担しなければならないのでしょうか?

大切な家をボロボロにされて、逆に損害賠償を請求したい気持ちなのですが…。
入居当初からの雨漏りを申告せず深刻な状態に…退去して欲しい!
Answer

退去費用の負担なく退去してもらうことが可能です

退去費用の負担なく借主に退去してもらうことができるか
借主に、貸主との信頼関係を破壊する程度の債務不履行があって、賃貸借契約の解除が認められる場合、退去費用の負担なく借主に退去してもらうことができます。

賃貸物件について修繕を必要とする場合、借主は、遅滞なく貸主にその旨を通知する義務があります(民法615条本文)。
また、借主は、賃貸物件を善良な管理者の注意をもって保管する義務があります(民法400条等)。

本件では、借主は、雨漏りの事実を貸主に知らせずに10年間放置し、そのため建物内部がボロボロになっていることなどから、借主は上記義務に違反し、義務違反の程度も貸主との信頼関係を破壊するのに十分です。

よって、本件では、退去費用の負担なく借主に退去してもらえるでしょう。


借主に損害賠償請求をすることはできるか
本件では、借主に民法615条の通知義務違反、民法400条等の善管注意義務違反がありますから、貸主は、これらの義務違反を理由に借主に損害賠償請求ができるでしょう。

なお、雨漏り被害について、貸主が請求できるのは、修繕費用全額ではなく、修理費用の増額分にとどまります。   
水村元晴 弁護士(みらい総合法律事務所)
水村元晴 弁護士(みらい総合法律事務所)
〒102-0083
東京都千代田区麹町2-3 麹町プレイス2階
TEL:03-5226-5755/FAX:03-5226-5756
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