事件・事故・トラブルに遭遇した時大家さんはどう対処する?|大家さんの賃貸経営Xファイル!-賃貸経営博士-

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大家さんの賃貸経営Xファイル!事件・事故・トラブルに遭遇!?大家さんはどう動いた!?

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ファイル①
福岡県 M・Hさん
単身入居者の部屋に
遺体が2つ・・・
」があったんです!

60代の単身者と契約していた自主管理アパートの1室でのことです。
隣の部屋から異臭がすると連絡を受け、様子を見に行ったのですが、応答がないので、仕方なく玄関を開けることにしたのです。中に入ると、ロフトの金具に紐をくくり付けたげっそりと痩せた首吊り自殺者と目が合った気がしたのです。

自殺」だけかと思いきや・・・

すぐ警察を呼び、部屋の中を調べてもらうと「浴室にビニール袋に入った別の方の遺体があります」と警察官から報告を受けました。
「え?なんで?契約者は首を吊っていたはずなのに…?誰なんだ?」と思考がグルグル回り、初めて《頭が真っ白になる》という体験をしたことを覚えています。
調べてもらうと浴室で亡くなっていたのが契約者で、首を吊って亡くなっていた人物が契約者の息子さんだとわかったのですが、私自身、息子さんが住んでいることを知らなかったのです。

真相」は切ないものでした・・・

どうやらリストラにあった息子さんが、お父さん(契約者)の年金を頼って一緒に住んでいたらしいのですが、お父さんは浴室で心臓発作が起こり、そのまま亡くなられたようでした。
息子さんは「年金がもらえなくなる」と思い、遺体をビニール袋に入れて隠していましたが、年金が振込まれる口座の暗証番号がわからないため、お金が下ろせず、空腹に耐えきれず首吊り自殺を図ったのです。

一番不安なのは「入居者

結局、原因を調査している間も他の入居者から「何があったんですか?」とメールや電話で2日間ぐらい何度も連絡が来ました。
「原因がわかり次第ご連絡します」とメールの返信はするものの、電話は怖くて出られませんでした。
しかし電話に出られなかった2 日間で「1番不安だったのは入居者だ」ということに気が付いたのです。

私のとった「行動!

原因が判明してから、不安にさせてしまった部分を多少でも和らげることができればと入居者全員に会いに行き、事情を話して回りました。
お話しした入居者のみなさんが揃って浴室で亡くなられた入居者のことを残念がっていたので、詳しく話を聞いたところ、その方はアパートの他の住人の荷物を預かってくれたり、アパート回りの掃除をしてくれたりとみんながお世話になっていたというのです。
そして「オーナーさんがいつもやってくれていたから、たまには役に立たないとね」と言っていたそうで、涙が止まりませんでした。
おかげで退去者は一人もおらず、原状回復後もすぐに次の入居者が見つかりました。気持ちよく住んでもらうために続けてきたことがこんな形で自分に返ってくるとは思いもしませんでした。
賛否両論あると思いますが、入居者同士のコミュニケーションができる環境づくりをすることが、トラブル後の被害を最小限に抑えることに繋がるのだと改めて思い知った事件でした。

ファイル➁
東京都 Y・Fさん
床から汚水
溢れ出てきた・・・
床に「マンホール」が!?

私が親から相続したテナント併用賃貸物件でのことです。1 階のテナントには「ボルダリング」のお店に入っていただいていました。
ある日、深夜0時過ぎに1階テナントのスタッフから「床のマンホールから汚水が溢れ出てきた」と連絡が入り、急いで現場に行くと、店舗スタッフがバケツで一生懸命水を汲んでお店の外に出していたのです。

申し訳ない」を行動で示す

すぐに深夜でも対応してくれる業者を探して連絡しました。正直「なんで室内にマンホールがあるんだ!?」と思いましたが、大家として把握していなかったために借主に迷惑をかけて申し訳ないという想いで、びしょ濡れになりながら業者が到着するまで店舗スタッフと一緒にバケツで水を汲んでは出してを繰り返していました。
最後は業者の方にホースで水を汲み出してもらい、一段落つくことができました。

清掃」がトラブルを未然に防ぐ

翌日、専門業者に高圧洗浄で排水管の清掃をしていただきましたが「排水管にかなり錆が溜まっており、雑布が絡まって詰まってしまっていた」とご報告を受けました。
どうやら私が管理する前は、一度も清掃をされていなかったようです。
居住用とも排水管を共有しているのですが、夜中というのもあり、入居者の使用が少なかったことで被害は最小限で収まったのです。本当に運が良かったですね。

私のとった「行動!

後日、テナントの借主に今回の経緯を説明し、今後は定期的な清掃をお約束しました。
謝罪に行った際、借主から「すぐ駆けつけてくれて、汚れるのにも関わらず、誰よりも水汲みを手伝っていただきましたし、おかげで最小限の被害で抑えられて感謝しています」とお言葉をいただきました。
どんな時でも「誠意を持って対応することが解決への近道なんだ」と身に染みた出来事でした。
たまに様子を見に行っていたのですが、今では私自身もボルダリングを楽しむようになり、借主との関係も以前よりも近くなったと感じます。
今回の件で、親から相続した物件なのに知らないことが多かったと痛感しました。中古物件の場合はいつどんな修繕や清掃が行われたのか、配管の構造など細かな部分も把握するように心がけるようになりました。



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