地主系大家の家督相続的志向の相続対策 手持ちの金融資産では、推定相続税支払額が準備できない|僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

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地主系大家の家督相続的志向の相続対策 手持ちの金融資産では、推定相続税支払額が準備できない

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大家 僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

首都圏近郊の農家が、必要に迫られて不動産賃貸を始めたのが約27年前。 現在は、次期相続に備え、法人化して一部の物件を法人所有としました。 「生活できればそれで十分だが、絶対に負けない大家」であり続けたいと 思っています。

第5回 主たる推定相続人である私の方針
 いよいよ「Xデイ」に向けて、対策をとらなければならないところまで追い詰められました。当家の次回の相続も「家督相続的志向の相続」であるとすれば、その主たる推定相続人は「このワタシ」です。
 隣地に眠るご先祖様方に顔向けできないようなことになってしまってはなりません。

すでに「平成」の世でしたが...

 当家は、祖母の相続を、賃貸マンションを建設し経営することで、支払い相続税0円で乗り切ることができました。
 が、それは相続の一面である税務上の話です。

 そして、相続のもうひとつの重要な面である分割についても、遺言はありませんでしたが、至極円満に完了しました。

 遺産分割協議は、上は「昭和ひと桁」からいちばん下は「戦後すぐ生まれ」の7人きょうだいの間で行われました。世は平成となっていましたが、当家は気分的にまだ「家督相続的志向の相続はふつうのこと」と受け止める素地が大きく残っていました。
 

古い農家の縁組事情は生きていた!

 古い農家は(おそらく当家だけではないので、敢えて一般論ぽく書きますが)、縁談について、ある種独特の方法や習慣を持っています。

 だいたい双方の規模や考え方がよく似ている「いえ」どうしが縁組をするのです。それも、現在のイメージで言えば、自動車で1時間以内ぐらいのところの「いえ」です。また、それぞれの家には累代の親類がありますから、その筋のなかに年頃の男女がいれば、誰かの候補者として話に上ります。

 確実性の高い紹介ですから、おそらく嫌も応もなかったのでしょう。ですから、祝儀の席で初めて自分の配偶者に会ったなどというのは、それほど大袈裟な作り話ではなかったと思われます。(今はないですよ! 時代錯誤も甚だしい! と一蹴されてしまいます。でも、農家に嫁さんホントに来ないよ。農業やめても...
 

 こんなことを書くと「政略結婚か!」と揶揄されるかもしれませんが、実は、これが「親類のつながり」というもので、こうした縁組を代々続けていくことが、つながりのある「いえ」どうしが互助的に生き残るための保険に相当する、かなり確実な方法だったのだと思います。

 で、何をいいたいかというと、7人のきょうだいのなかには、
①そうした縁組でそれなりの「いえ」に縁づいていたものが多くいたこと
②極端に経済的に困っていたものがいなかったこと
③曽祖父や祖父が存命中からすでに父が当家の実質的中心(運営者・稼ぎ手)だったこと
などから、祖母名義のほとんどの財産を父が家督相続的に相続することに別段異議申し立てがなく、それがまぁ当然のことと他の6人のだれもが納得してくれたわけです。

 言い方を変えると、世は「平成」になっていましたが、当家はまだ「昭和」以前のよさを残していたともいえましょう。

公開日:2017年9月25日

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