地主系大家の家督相続的志向の相続対策 孫子の兵法~相続対策を始める前に、まず、やらなければならないこと~|僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

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地主系大家の家督相続的志向の相続対策 孫子の兵法~相続対策を始める前に、まず、やらなければならないこと~

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大家 僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

首都圏近郊の農家が、必要に迫られて不動産賃貸を始めたのが約27年前。 現在は、次期相続に備え、法人化して一部の物件を法人所有としました。 「生活できればそれで十分だが、絶対に負けない大家」であり続けたいと 思っています。

第9回 いよいよ相続対策第1弾スタート(平成25年)
 たいへんお待たせしました。
 私が企画し、実行してきた一連の相続対策をご報告します。
 被相続人との相談は欠かしませんでしたが、実務や交渉ごとはすべて私がいたしました。
 読んだらわかると思いますが、税務調査必至でしょう。でも、「死んだらゴミ」ですからやらざるを得んのですよ。

孫子の兵法

 いよいよ約5年前から始めた、当家の相続対策の実際をご紹介します。
 何度もお断りしておりますが、みなさまの「いえ」と当家とは、同じ状況・同じボリュームで資産を保有しているわけではありませんので、あくまでご参考としてお読みください。
  
 対策を始める前に、まず、やらなければならないことがあります。

 言うまでもなく、被相続人とよく話し合って、主たる推定相続人が対策を一緒に考えていく体制を了承してもらわなければなりません。これが第1番目。

 そして第2番目は、「いえ」の財産の棚卸です。

 被相続人がどんな財産をどれだけ保有しているかがわからなければ対策の取りようはありません。いろいろな事情で、被相続人ご本人ですらその状況がわからない、ということもあるかもしれませんが、事情はどうあれ、預金通帳、名寄帳、確定申告書など、手掛かりになるものから資産の全貌を明らかにしましょう。
 
 孫子の兵法にも「敵を知り己を知らば百戦危うからず」とあります。
 私は、「敵」とは「税法」、「己」とは「こちら側の状態や体制」だと思っています。
 

幸か不幸か、生まれながらの運命

 もともと当家には、「なるべく若いうちから実務を積ませる」という慣習と、その時その時の事情があり、私も、30歳に成るか成らずかで、当時、スタートして間もない不動産賃貸業の実務につきました。その実績が、あとあと生きてきているわけですが、それとともに、相続対策に関しては、私主導でプラン作りをしたり、人を連れてきたり、ということを被相続人もごく自然に私に任せてくれました。

 「誰にさせようか?」と迷うこともなく、(おそらく)「長男だから」という理由だけだったと思います(笑)。当家が本家から分家してから私までの8代の間、例外は1回もありませんでしたので...。

 資産の全貌が分かり、取りあえず試算として、法定相続した場合の納税予想額を手計算してみました。

 ここまでのコラムのなかで申し上げたように、たいへんな状況です。納税額の大きさもさることながら、流動資産の少なさと負債の多さに腰が抜けそうになりました。

 これでは、何もしないで「あっ、相続始まっちまった」となれば、収益物件を処分して納税し、他の相続人に気持ちばかりの分配をしたあとは、母と私たち家族には、ほんとうに自宅と畑しか残りません。
(蛇足ですが、私は当時、身体を壊して離職してすぐの頃で、余計に「ヤバヤバヤバヤバ!!」と思っていました)

更新日:2018年8月13日 (公開日:2017年10月18日)

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