学生賃貸マンションにおける弱者の戦略~差別化戦略 競争力をつけるために家賃を下げる?~|新井 惠

×
←不動産賃貸経営博士
>
>
>
学生賃貸マンションにおける弱者の戦略~差別化戦略 競争力をつけるために家賃を下げる?~

学生賃貸マンションにおける弱者の戦略~差別化戦略 競争力をつけるために家賃を下げる?~

いいね・コインとは?
気になった数
シェア
ツイート
LINEで送る

不動産管理 新井 惠

ビルメンテナンス業から賃貸住宅管理にかかわらせていただいています。不動産管理のなかでも違った視点から、賃貸経営について書かせていただきたいと思います。

私どもが賃貸管理する物件はワンルームの学生マンションが主です。従ってそろそろ学生の退去が始まります。就職も決まり卒業単位も取れた学生は、それほど大学に通ってくる必要がないために、早い人では夏休み明けの後期の授業が始まった頃から引越しをはじめます。そして、年が明けた頃になるといよいよ繁忙期の始まりです。

入居者募集

学生マンションの繁忙期は一年を通して3月なのですが、12月からぼちぼちと引っ越していく学生が見受けられます。
大学の推薦入学の発表も終わって、管理する物件に4年生がいる場合は更新か退去かを確認しなければならないのです。
退去する学生の部屋は、4月の入居を目処に早めに募集をかけ始めるからです。

同じワンルームマンションを所有していても、入居者が社会人か学生なのかで対応が違ってくると思います。
学生マンションの場合は、3月の募集に間に合わなければ一年間が空室のままになってしまうからです。

学生需要

私どもが管理する地域は大学が集中する特殊な地域であるために、学生と社会人が混在するというよりも学生だけで満室にすることができるのです。
学生マンションの場合は4年間で入れ替えがあるために、オーナーさんにとっては継続性が
見込めれば収入確保が安定できるし、属性が同じであるために管理がしやすいことが特長です。

そのようなことから、投資目的のアパートやマンションが乱立し出したことと、農地法の改正や相続税対策から、学生の需要の数は変わらないのに新築マンションが建て続けられているのです。

したがって古いアパートなどは空室が目立つようになってきました。

経営戦略

大学が多く集まっているからと、学生マンションの需要が見込めるということで新たにマンションを建てたり投資目的で購入しようとしても、その地域で本当に商売がうまくいくかどうかということを社会情勢を含め真剣に考えなければならないと思います。

なぜなら、郊外の大学では有名学部を都心に戻そうと考えているからです。

それは少子化による大学側の経営戦略で、都心の方が学生が集まりやすいということがいえるからです。

学園都市として発展した郊外において、学生の入居が見込めなくなった場合、社会人を入居させようとしても簡単には切り替わらないことから、将来のビジョンまで賃貸経営として考えておかなければならないのです。

しかし、大学が全面移転しなく一部の学部が都心回帰したとしても、学生の絶対数が少なくなるだけであるなら、そこで勝ち残っていくという経営戦略は成り立ちます。

次ページ

公開日:2017年12月9日

いいね・コインとは?
気になった数
シェア
ツイート
LINEで送る

こんな記事も読まれています

こんな記事も読まれています

新井 惠の記事

賃貸管理の記事

賃貸管理の新着記事

すべての記事

新着!大家さんのお悩み相談

あなたにおすすめの収益物件

大家さん・投資家さんのためのセミナー・勉強会・相談会

特集一覧

[特集]
不動産賃貸経営体験談を大家さんに語ってもらいました
ハワイでセミリタイア 別荘を手に入れる方法
経営者・成功者が語る ~経営者取材対談~

コラム特集

   [PR] ベテラン大家が選ぶ、賃貸管理会社とは?

×

PAGE TOP