賃貸不動産オーナーとサラリーマンの「二足のわらじ」を永く続けて来た経験者の独り言|相続大家・井原裕史

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賃貸不動産オーナーとサラリーマンの「二足のわらじ」を永く続けて来た経験者の独り言

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大家 相続大家・井原裕史

これまでの「相続大家」経験を踏まえ独断と偏見を交えたつぶやきをしてみたいと思います

サラリーマンとして永年に亘って宮仕えを続ける一方、賃貸アパートの経営に携わって来た典型的な「サラリーマン大家」として現在に至っています。

その間、バブル経済の狂乱と崩壊、その後、リーマンショックを挟んで日本経済の「失われた20年」をつぶさに経験して、来年には平成時代の終焉を迎えることになりました。

ここでは、サラリーマンと大家の「二足のわらじ」経験者としての独断と偏見に満ちた独り言を記して見たいと思います。

バブル経済の狂乱と崩壊を間近に見聞きした経験

今から丁度30年前の1988年初頭に、それまでかなりの期間に亘って送っていた海外生活を終え、爛熟期が沸点に達していた「バブル経済の真っ最中」の日本で不動産ビジネスに携わることになりました。

その頃、バブル紳士・淑女と称せられる不動産投資家の取り扱う金額は、現在の水準と比べて桁違いでした。一件当たりの金額は、小さいもので数十億円単位、大きい物件では数百億円単位と言ったケースも極く普通の事態となっていました。

総資産の規模は数千億円~兆円単位に及ぶケースもあった状況でした。尤も、これらの資産は借入で賄われているので、総資産ー総負債=純資産の算式で行くと、純資産はほぼゼロと言ったことも普通でした。

その後、1990年に入って所謂「総量規制」と称せられる融資規制を機に不動産価格は暴落、「半値八掛け二割引き」でも売れない事態が生じたことは周知の通りです。

バブル紳士・淑女方の多くが破綻乃至塗炭の苦しみに陥って行ったのを間近に見聞きして慄然としたことが昨日のことの如く思い出されています。

「二足のわらじ」でサラリーマンと大家さんを経験

その後、リーマンショックを挟んで日本経済は長い停滞の時期に入ったわけで、来年には「平成」の時代が幕を下ろすのですが、バブルの絶頂から転げ落ちてもがき苦しんだ30年をサラリーマンとして経験する一方、2000年代の初頭からは親からの代替りで賃貸アパートの大家さんを経験することになりました。

不動産投資の天国と地獄を間近に見続けて来た経験から、不動産賃貸の運営は文字通り「石橋を叩いて渡る」堅実経営に徹して来ました。不動産事業の拡大に伴う融資実行についても身の丈に合った借入方針を堅持することが大前提でありました。

現在のようなゼロ金利時代が永遠に続くことはあり得ないということは、これまでの実体験から確信しています。そして、借入することの負担の重さについても骨身に沁みて実感しているつもりです。

今後の経済先行き不透明や年金制度の懸念などから今、世間では定年後の生活不安をカバーするための不動産投資や賃貸経営を慫慂する動きが活発になっています。融資が受けやすい経済環境にある現況下、借入によって不動産経営を進めるケースが太宗を占めていると見受けられます。

サラリーマンで何億円単位の融資を受けて不動産投資をしたり、更には総資産規模を数十億円単位にまで膨らませてサラリーマンをセミリタイアーして悠々自適の不動産オーナーを享受していることを喧伝するケースなども見聞きすることがありますが、「総資産ー総負債=純資産」を十分に認識して、今の金融情勢が永遠に続くことはありえないことを前提に、借金することの重さもシッカリ理解して、くれぐれも各人の「身の丈」経営に徹していただきたいと思います。
 

公開日:2018年1月26日

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