相続大家さんとして、実際に相続の現場に立って直面した或る出来事について|相続大家・井原裕史

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相続大家さんとして、実際に相続の現場に立って直面した或る出来事について

相続大家さんとして、実際に相続の現場に立って直面した或る出来事について

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大家 相続大家・井原裕史

これまでの「相続大家」経験を踏まえ独断と偏見を交えたつぶやきをしてみたいと思います

永年に亘りサラリーマンを続けノホホンとして馬齢を重ねて来て、立て続けに両親が亡くなる事態に直面しました。

老朽アパートを含む不動産を相続することになったのですが、相続税を納税するには現金が足らず相続不動産の一部を処分して納税資金をねん出しなければならないこととなりました。。

今回は、相続税を支払うために不動産の売却をせざるを得なくなった段階で生じたことについて触れてみたいと思います。

不動産の相続ですぐに直面する課題

現金や金融資産などを相続する場合、アパートやマンション等を含む不動産の相続に比較して節税効果が見込まれないなどの課題が多いとは言われますが、相続税の納税資金を確保する観点に立てば問題は各段に少ないと言えます。

一方、不動産の相続では換金性において現金や金融商品に比して劣後する特性がある訳です。要するに、すぐには換金しにくいことから相続税を納税する段になって苦労が付きまとうのです。

土地の不動産を相続しても、一介のサラリーマンの分際では納税資金を準備することは当然ながら出来ません。しばしば謂われる如く、「土地持ち金無し」の典型的なパターンであり相続税の納税資金をねん出するためには相続で取得した土地の一部を手放して換金することが不可避でした。

オークション・システムを活用した土地売却の顛末

土地を売却するについては色々な仕方が存在すると思います。不動産の売買仲介業者に依頼するとか、何らかの繋がりのあるハウス・メーカーに話を持って行く方法などが一つのパターンではないかと思います。

私の場合は、あいにく親しく付き合いのある不動産売買仲介業者を知っているわけでもありませんし、信頼の置けるハウス・メーカーもなかったのですが、偶々或る勉強会を通じて不動産のオークション売買を手掛けるベンチャー企業のオーナーと縁を持つ機会がありました。

このベンチャー・オーナーの経営哲学、事業運営の方針などに共鳴するところが少なからずあり、不動産売買のオークション・システムに取引の透明性を感じ自分の物件を売却する手立てとして取引の「見える化」を実現できると思いまして、このシステムを活用することに決めました。

オークション・システムでなんとか土地の売却を実現し、相続税の納税にも間に合ったのですが、実は、その後に或る出来事が生じました。それは、本件取引が終了して暫くしてから、このベンチャー企業が倒産してしまったのです。

ベンチャー・オーナーの経営理念や事業哲学は悪くなかったと思うのですが、事業運営の仕方に齟齬が生じ結果的に経営破綻してしまった訳です。オークション・システムそのものは、不動産取引の「見える化」に寄与するところ大であると感じましたが、素朴な思いとして「危ないところで大変な事態に巻き込まれ兼ねないリスクを背負っていたな!」と実感しました。

不動産取引の「透明性」や「見える化」が促進されるシステムであっても、結果がうまく行かないのではユーザー側としては本末転倒となってしまいます。取引の「安全性」は最も肝心な
ポイントであり、その前提として「リスク管理」を徹底した上で対処することが如何に重要かと言う事を実際の相続に際して経験した次第です。
 

更新日:2018年9月23日 (公開日:2018年9月3日)

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