

弱冠11歳で相続を経験、
大人になり引き継いだ土地にアパートを建築

大家歴は25年になります。きっかけは父からの相続で、受け継いだのは11歳、当時は
農地として相続を受けました。当時は小学生だったこともあり引き継いだはいいですが何もわからず、他の家族は相続で相当苦労したでしょうね。
そこから私も大人になって、社会人になりこのまま畑として所有しているよりも資産活用としてアパートを建てた方がよいかと思い、ハウスメーカーに建築を頼んだのが25年前です。
初めて建築したのはファミリー向けの一棟物件でもちろん現在も所有しています。
なりたての頃は不動産関係の法律や税金の知識は全くなく苦労しました。
所有物件は実家のある埼玉でファミリー向けの一棟物件と、数年前に戸建賃貸を6棟建築しました。あとは駐車場を少し……。
管理は現役のサラリーマンなので地元では募集も強い某FCの会社に頼んでいます。物件毎に数社に分けて依頼しています。
老朽化しつつあるアパートには
家賃見直しとリノベーション

経営状況はまずまずですが、さすがに初めの一棟は建築から25年経つので、古さが目立ち、空きも数室あります。
また、エリアに分譲が増えてきたので、借りずに購入される方が増え、賃貸需要が変わってきたのもあるかと思います。
なので空きが出たときは家賃見直しと、最近はリノベーションを積極的に行っています。
間取りを変更してみたり、室内物干しなどの設備や、入り口の壁紙を変えてみたり。
まだ成果はこれからですが(笑)最近だと宅配ボックスなどの付帯設備の導入を検討しています。
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子供がいるので意識はしていますが、まだ小さいので具体的には考えていないですね。 ただどういう風に引き継ぐのが良いのか、売却は考えていないので考えなくてはいけないと思っています。
―― それでは最後に今後の購入や建築は考えていますか?また、今後の不動産市況についてはどのように考えられていますか?
購入して広げていきたい気持ちはありますが、中古は選ぶのが難しいので、直近ではないかと思います。
建築も考えています。今所有している駐車場や生産緑地に建てる可能性はありますね。
今後の不動産市況に関してはオリンピックは当然ですが、世帯数の減少や2022年の生産緑地の開放に際しての首都圏の物件価格や入居者の減少が気になります。どうしていくか、時代を先どる為の知識をつけていかなければと考えています。