

相続をきっかけに委託管理から自主管理に

相続です。10室の築23年の文化住宅と工場を相続して4年になります。
―― ちなみに、相続時に大変だったことはありますか?
大変だったのは、相続をしてからの賃貸管理です。
管理は元々、管理会社に委託していたのですが、十分な管理がされずに手数料をとられ、もったいないと感じ自主管理を始めました。
父が経営しているころから入居者とトラブルがあることを知っていたのですが、所有している文化住宅の入居者の質が悪く、トラブルを防ぐ対策をすることが大変でした。
入居者の基本的な情報を知っておくことや連絡をよくとっておくなど、コミュニケーションはとっていました。そしたらあまり悪いことができないと思うんですよ。
また、防犯カメラを入れました。ゴミの放置などは、注意をすることでほとんどなくなりましたね。
不動産会社と仲良くなり、円滑な入居者募集に
めずらしく満室なんです。
―― 満室経営の秘訣はありますか?
不動産会社への付き合い方としては、父の代からよく知っているんですが、はじめはあまり熱心に入居者募集を動いてくれていませんでした。
ですが、私は顔を覚えてもらえるように、手土産を持って行ったり、何もなくてもベラベラ世間話をしたり、不動産会社と密にコミュニケーションをとるようにしていました。
売却は考えています。まだ、どうすべきか悩んでいるんですよ。
以前に、排水管などの設備は30年程で取り替えた方が良いと聞きました。所有している文化住宅は築23年ですが、取り替えは費用的に難しく思っていまして……。
売却して賃貸経営はやめようか、または売却して得た資金をもとに別の物件を購入するか悩んでます。