ブルーベリー協会会長、木更津エザワフルーツランド江澤貞雄氏、千葉でブルーベリー専業農家として50歳で観光農園を開業|自分だけの生き方!~自分だけの生き方を謳歌する賢者への岩崎せいじ取材対談コーナー~-不動産賃貸経営博士-

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~自分だけの生き方を謳歌する賢者へ「岩崎せいじ」の取材対談コーナー~
千葉に産地を作りたい!
50歳でブルーベリー専業農家として観光農園エザワフルーツランドを開園
―エザワフルーツランド 江澤貞雄―
【江澤 貞雄 略歴】
1947年、千葉県木更津市生まれ。東京の広告代理店に勤務していたが、家を継ぐために27歳の時に木更津に帰郷し、木更津市富来田農協の営農指導員となる。農業のプロたちと農業に向き合う日々の中で『ブルーベリー栽培』に関わり、試行錯誤を続けた末に既成概念を覆す栽培方法の確立する。1997年に農協を退職後、それまでの実体験に基づいた知識を元にブルーベリー観光農園・エザワフルーツランドを設立する。一般社団法人 日本ブルーベリー協会 五代目会長。
『独立』 ~ブルーベリーの観光農園 エザワフルーツランドの開園~
――そうしてブルーベリー栽培の知識と経験が積み重なり、エザワフルーツランドは誕生したんですね。

そうです。せっかく農協で働いて営農職員になったので、その頃にはもう千葉に産地を作りたいという夢がありました。
1997年、50歳の時にブルーベリー専業農家になるため独立しました。ちょうどアクアラインが開通した年です。
ブルーベリーを主体とした、観光農園を地域全体で取り組めば地元住民から都市住民まで呼び込める。そう考え、観光摘み取り園『エザワフルーツランド』を設立しました。

代々継いだ土地は平地が少ない山林ですが、山を登れば平らなところもあるんです。竹林だったのですが当時は専用のチェンソーもなかったので妻と二人でのこぎりで切り開きました。竹の根はものすごく強いですが、1年2年と全部切ると根が枯れてふかふかの腐葉土になりました。さらに切った竹を積み上げ腐らせて土壌を作りました。

どうせ農園を作ってもお客さんを入れるには3年はかかるんです。お金をかけれないなら時間をかけて土壌を作りましょうとやっていました。

『ラビットアイ』 ~二流と言われた品種に見出した『甘美な特長』~

ハイブッシュは寒冷地向きの品種で色付けばすぐに食べれて美味しい、ラビットアイは暖地向きの品種だが色付いたばかりでは硬くて美味しくない。
もともとハイブッシュ(寒冷地向け)の品種が長野に入ってきてブルーベリー栽培が始まった事もあり、ラビットアイは2流でダメだと思われていましたが、完熟したものを食べたら甘くて美味しかった。完熟させる事を誰も知らなかったのです。
さらに研究の結果、ラビットアイは従来の植え穴に大量のピートモスを入れて植え床を作る栽培法でなくても育てられる事が分かり、苗木を直接植えても栽培できるこの画期的な方法なら飛躍的に栽培量を増やすことが出来ると確信しました。

樹勢が強い、収量も多い、実も大きい、そして熟したら柔らかくて甘く美味しい。ラビットアイの良さを知ったらもうハイブッシュには戻れないです。
また、収穫体験についても無制限食べ放題でやっていますが、これもハイブッシュ系では難しい。ラビットアイの収量の多さだからできるのです。
勿論、ラビットアイの中にも沢山の品種がありますので、気候や目的に合わせて品種を選定する必要があります。

『プロ直伝 栽培三カ条』 ~本気でブルーベリー農園を始めたい人へ~

ブルーベリーは栽培が難しいと言う方は多いですが、私からしたらブルーベリーほど丈夫な木はないんです。
沢山の方が農園を始めたいと話を聞きに来ますが、本気でブルーベリー農園を始めたいなら夫婦で来て頂くのが一番良い。熱心にやろうという方は九州からも夫婦で来ます。

そして、来て頂いた方に言うのです。私の言う通りに出来ますか?と。
難しい事を要求するわけではありません。守ってほしいのは3つです。

・1年目から育てようとしない
肥料や水を使って急に育てようとしてはいけません。地上部を伸ばすのでなく、根を地中深く伸ばす事を促し丈夫な木づくりをします。

・農薬は一切使わない
昔農協で働いていた時に年に2回、倉庫で農薬の棚卸があったのですが、2時間くらい倉庫にいるとどうも具合が悪くなるんですね。その時にやっぱり農薬は身体に良くないと体感しました。ブルーベリーは農薬を使わなくても育ちます。私が20年以上実践しています。

・3年目までは収穫しない、剪定をして木を育てる
みんなすぐにビジネスしたい、稼ぎたいと焦りがちですが、1年2年3年と木は剪定して切ることで強く育てるのです。

冬は木更津でも短い時間ですが氷点下になることがあります。霜で真っ白になって苗木が凍る事もありますよ。かと言ってビニールハウスで育てるわけではありません。土の中で根は張っているんです。
ブルーベリーは本来、放っておいても枯れない丈夫な植物なのです、人が枯らさなければ枯れる事はまずありません。野山に自生するキイチゴやヤマブドウなど自然にたくましく育つ植物と何も変わりません。

ピートモスはいらない、水もやらない、化成肥料もあげてはいけない。いろんな本を見ても本当に難しく書いてあるんですが、株元を乾燥させないように10センチほどの木材チップとお椀に一杯の有機肥料(油粕)をあげれば良いんです。

育っていなくても、枝が折れても根さえ生きていればいくらでも再生できる、ブルーベリー本来の野性味あふれる強さを引き出す栽培法が『ど根性栽培』なのです。

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ブルーベリー農園、千葉木更津エザワフルーツランドの設立者が語る!ブルーベリー ラビットアイ種の栽培方法や育て方
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ブルーベリー農園、千葉木更津エザワフルーツランドの設立者が語る!ブルーベリー ラビットアイ種の栽培方法や育て方
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