息子が父親を「刺殺」。広がる血の海
運ばれてきたのは「大量の荷物」でした
神奈川県 K.Sさん
広がる血の海
「警察から1本の電話」がかかってきました
とある日の深夜0時近く。警察から「すぐに来てほしい」と連絡がありました。慌てて向かうと、所有している物件の1室で「事件が起きた」と言うのです。その後の調査でわかったことですが、どうやらその部屋に住んでいた息子が、同居していた父親を包丁で刺してしまったそうです。事件というより事故に近かったらしく、部屋ではなく搬送先の病院で亡くなったとのことでした。翌日現場検証で部屋の中に入ると、そこには血の海が広がっていました。
なぜ刺してしまったのか、警察から明かされることはありませんでしたが、私は事件の真相よりも「大家としてこれからどう対応していけばよいのか」に必死でした。うまく動かない頭を何とか働かせ、まずは連帯保証人へ連絡して、今後どうするか話し合いました。それから上下左右の部屋に、自ら現状を伝えに行きました。「わかっていることは全て伝えます」と誠意を持って対応しました。
その後も共有部にある掲示板に貼り紙をしたり、定期的に状況をまとめて記載した書類を各部屋のポストに入れたり、細かな情報発信に努めました。常に「わからないことが合ったら聞いてほしい。わかる範囲のことがすべて答える」という姿勢で取り組みました。情報開示の姿勢こそ、入居者の不安感を取り除く唯一の方法だと思ったからです。それから何本か問い合わせの電話はかかってきましたが、わからないことがあれば正直に伝えました。噂程度の情報は一切話さず、あくまで事実だけを伝えていきました。

東京都 D.Oさん
「大量の荷物」でした
所有している物件が、あと1部屋決まれば満室になろうとしていたときのこと。仲介会社から入居希望者がいるという1本の連絡が入りました。「これで満室になるぞ!」と喜んだのも束の間。話を聞くと、その入居希望者は「いますぐ入りたい」と言っているらしく「今住んでいる部屋の近隣住民がトラブルを起こすため、早く引っ越したい」というものでした。どことなく怪しさを感じましたが、満室目前という誘惑に負け…入居を承諾しました。
なんとなく心に引っかかるものがあった私は、入居に立ち会うことにしました。そこへ引っ越し業者が運んできたものは、部屋には到底入りきらない量の荷物!見るからに処分して問題なさそうなガラクタもありました。引っ越しの手伝いに来ていた入居者の姉が見かねて廃棄しようとすると、入居者は「なにやってんだ!」と怒鳴って止める始末。なんとか収めたものの、その後も荷物は増えるばかり。
入居してからも増え続けていく荷物に加え、近隣から「奇声を発している」と連絡が入りました。隣に住んでいた入居者も「もう怖い」と言って退去していきました。10年近く住んでくれていた方だったので、ひどくショックを受けました。これはもうだめだと思い「1度部屋を見せてください」と言って中を確認すると、入居当初より荒れた状態になっていました。お風呂場まで荷物が積まれ、虫も湧いていました。連帯保証人でもあった姉を通して契約違反であることを伝え、退去していただくことになりました。

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