消滅する商店街、もしくは仮想敵|株式会社FGH 執行役員 中村彰男

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商店街のアパート化 東京という都市はどこまで縮小していくか ③

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その他識者 株式会社FGH 執行役員 中村彰男

やや偏屈なところも、つむじの曲がったところもありますが、情報量に関してはそこそこの自負がございますので、私のコラムからは、不動産投資について、何らかのヒントを拾っていただけるのではないかと思っております。

消滅する商店街、もしくは仮想敵

今まで述べてきたような、今はなきさまざまの商店は、今世紀が始まるくらいまでは、所有者が変わったとしても、何らかの商売に鞍替えして、かろうじて商店であり続けていたように思います。
 
ところがですよ、戦後に移り住んできた商店主たちの第2世代がぼちぼち引退の年代になったくらいから、ある日忽然と店じまいの貼り紙が出たと思ったら、半年後にはアパートに化けているというケースがちらほら出始めたわけです。
 
おそらく、古くから発達した商店街共通の悩みではないかと推測するのですが、後継者がいないんですよね。
 
ついでにいうと、商店街に面しているだけあって、そこそこの容積率が稼げちゃったりするので、わりあいボリュームの大きいものが建つのだな。
 
これは、閑静な住宅地でアパート経営をする者にとって、脅威以外のなにものでもありませぬ。
 
区分であれ一棟であれ、新規の投資をするなら、家賃の下落圧力の低いエリアを選ばねばならず、そのためには、現在の競合相手だけでなく、将来の競合参入の可能性も考慮しなくてはなりません。
 
古くから形成された商店街は未来の脅威であるという認めたくない事実を噛みしめながら、今日は昔日を偲んで、おでんでもつついて酔っ払っちまうことにします

公開日:2016年11月30日

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