【第1回】賃貸マンションでのペット飼育を規制するためには?新たな禁止規定の創設は許されるのか|川口 洸太朗

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【第1回】賃貸マンションでのペット飼育を規制するためには?新たな禁止規定の創設は許されるのか

【第1回】賃貸マンションでのペット飼育を規制するためには?新たな禁止規定の創設は許されるのか

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弁護士 川口 洸太朗

はじめまして、弁護士の川口洸太朗と申します。 再開発に伴う明け渡しや、建物や土地の明け渡し交渉や訴訟等を、数多く手がけております。 賃借人の立場の案件も多数扱っておりますので、借り手側の視点も踏まえたうえで、どのような対策をすればよいか、アドバイスをさせていただいております。

賃貸マンションの経営をされるオーナーの方々向けに、ペット飼育の規制に関する基本的な法律上の問題点を、ご説明いたします。

1.ペット飼育をめぐる価値観の対立

現在私たちは、公園でペットと優雅に散歩をする方の姿や、インスタグラムなどのSNSで、ペットの写真の投稿を頻繁に見かけます。このような方たちにとってみれば、ペットは大事なパートナーと言えるでしょう。
 
他方で、ペット飼育に起因する音や臭いに嫌悪感を抱く住民もいます。中には動物アレルギー等健康上の理由からペットを避けなければならない方々も当然います。
 
このように、ペット飼育に関する価値観は人それぞれですので、マンションのような集合住宅においては、この価値観の相違は、顕著と言えます。

管理組合側としては、住民の生活環境の保全を図るために、マンション管理規約において、ペット飼育禁止規定を設けることがよくあります。
 
 

2.ペット飼育を管理規約で規制することの有効性

そもそも、管理規約においてペット飼育禁止規定は有効なのでしょうか。

この点は、結論が明確に出ており、判例によって、禁止規定は有効であると認められています。
 

3(1)ペット飼育禁止規定を、新たに設けることの可否

それでは、もともとはペット飼育禁止規定が存在しなかったのにもかかわらず、集会決議において、新たにペット飼育禁止規定を創設する事は許されるのでしょうか。
 
 
特に、従前からペットを飼育してきた区分所有者にとっては、今後ペットを飼育することができなくなるために、不利益があるように思われます。
 
 
この点について裁判例では、ペット飼育禁止規定は、「合理的な対処の方法」であり、原則として、管理規約の改定により、当該禁止規定を創設することができると判断されています(東京高判平成6年8月4日判決)。 
 

公開日:2018年2月22日

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