入居者を守る|新井 惠

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これからの賃貸管理の役割~入居者を守るということを含めて安心安全という付加価値をつけることで差別化をはかる必要性~

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不動産管理 新井 惠

ビルメンテナンス業から賃貸住宅管理にかかわらせていただいています。不動産管理のなかでも違った視点から、賃貸経営について書かせていただきたいと思います。

入居者を守る

私どもの地域でワンルームマンションのドアスコープが外されるという被害がありました。

警察に届けると、ドアスコープを外してそこから針金を差し込んで、中のサムターンを回すということができるということを教えてくれました。

しかし、女性の部屋ばかりが狙われることから、犯人は違った目的があるのではないかと思って調べたところ、どうやら、ドアの外から室内を覗いているのではないかということになりました。

ワンルームの学生マンションなどは、玄関を入るとすぐに浴室やキッチンなどがあって、中を覗けばすべてが見えてしまいます。
さらに、通販でも売っているのですが、ドアスコープを外さなくても室内を見ることができるリバースドアスコープというものがあります。

ドアスコープは魚眼レンズのような仕組みで、中からは見えますが外からは室内はぼんやりとして何も見えません。

しかし、リバースドアスコープという単眼鏡を外からドアスコープに当てて見るとはっきりと室内を見ることができるのです。

今の世の中は、盗聴や盗撮などいろいろなことができる時代だし、そのようなグッツが簡単に手に入れることができます。

このようなことが分かったときは、迅速に対応することが管理者である大家さんの役目であって、このことを躊躇しているあいだに、対応が遅れれば入居者は出て行ってしまうのです。

これからの賃貸管理の仕事

私どもの会社は賃貸管理会社ですが、入居者目線に立って、入居者の安心安全を守るためにいろいろなサービスを行っています。

ドアスコープを外された部屋にはドアスコープを外せないようにして、覗き窓に室内カバーを取り付けました。
さらに、マンションのすべての部屋にはインターホーンをカメラ付きのものにし、室内から玄関外の様子も、来客がなくてもモニターとして見ることができるものに取り替えました。

24時間サービスもコールセンター受付だけではなく、すぐに担当者が駆けつけられるようにしました。

IOT環境を整え、インターネット経由で室内の照明が点けられるようにもしました。

入居者の不安を和らげることで、事件など兆候が表れたときはすぐに対応することで退去者を防ぐことができるのです。
​
これからの賃貸管理の仕事は、入居者を守るということを含めて安心安全という付加価値をつけることで差別化をはかることだと考えています。

そのようなことをすることで入居者が安心して暮らせるようにサポートして、より良い住まいを提供することが賃貸経営としてやるべきことだと思います。

私どものような賃貸管理会社の仕事は、大家さんの立場と入居者の間をつなぐ役割であって、あくまでも大家さんが適切な判断を下して、入居者に対するサービス向上を図ることを心掛けるようにすることが、これからの賃貸経営で生き残っていくことだと考えます。

公開日:2018年12月26日

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