相手方の賃借人、裁判に来る?来ない?|高砂 健太郎

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弁護士直伝 その4 「戦う大家さん 法廷へ」 ~家賃を滞納した入居者への対処

弁護士直伝 その4 「戦う大家さん 法廷へ」 ~家賃を滞納した入居者への対処

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弁護士 高砂 健太郎

大阪の弁護士、高砂健太郎です。事務所は不動産分野、企業法務、相続を重点的に取り扱っています。実際の弁護士業務を踏まえて感じる、「本当に役立つ」情報をお伝えします。

相手方の賃借人、裁判に来る?来ない?


法廷に相手方の賃借人が来るかは、気になるところですね。
実は、第1回期日に相手方が欠席するケースは結構あります
 
訴状が相手方に送達されているのに、
答弁書(訴状に対する反論等の主張を記載したもの)の提出もなく
相手方が欠席した場合は、
大家さんの言い分通りの判決が出ることが多いです。

つまり戦わずして「勝訴」ということです
 
しかし相手方が予め答弁書を提出していれば
そこに記載されたことは陳述した(≒ 法廷で話した)ものとみなされるので、
相手が書面だけ提出して裁判に来ないことは珍しくないのです。

この場合は次回期日を指定してあっという間に裁判は終わりますので、
ちょっと拍子抜けするかもしれませんね。

 

大家さんの主張、賃借人の反論


相手方の賃借人(又はその代理人)が法廷に来ていれば、
裁判所は、賃借人に訴状記載の事実関係に間違いがないか確認します。
ここで事実関係が食い違えば、
再度大家さん側に反論を求めたりします。

 
裁判所から質問される内容はまちまちですが、
少なくとも以下の質問には正確に答えられるよう準備しておきましょう。
1、賃貸借契約の内容(特に契約書がない場合は明確に)
2、滞納期間、金額、訴状提出後の支払状況
3、大家さんから賃借人に催促をしたか(管理会社や弁護士を含めて)、
 また、その時の賃借人の反応
 
大家さんと賃借人の言い分の食い違いが大きく、
裁判の期日を何回も重ねなくてはならない事態に発展するようなら、
途中からでも弁護士に頼んだ方がいいかもしれません。
とはいえ実際は、契約書があり、かつ賃料滞納も明らかな場合には、
事実関係が食い違うことは少ないです。

裁判を無駄に長引かせないためにも、
状況をしっかりと整理して、1回目の裁判期日に備えることが大事です。

 

公開日:2016年6月4日

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