賃主と借主による条件面の話し合いが大切|エジソン法律事務所 大達 一賢

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アパートの防犯や泥棒対策って誰の責任?賃主と借主による条件面の話し合いが大切|はじめての賃貸経営【第5回】

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弁護士 エジソン法律事務所 大達 一賢

相続や不動産案件、離婚、交通事故等個人の方から企業法務も含め、幅広い案件を専門家としての知識と経験を生かして取り扱っています。依頼者目線で正当かつ最大限の利益を実現すべく、慎重かつ柔軟に考え、日々業務に取り組んでいます。

賃主と借主による条件面の話し合いが大切

 他方、ちょっと話は横道にそれますが、鍵の交換に関して言えば、借主が入れ替わった場合に鍵を作り変えることが多いと思いますが、その際の負担はどのようになっているでしょうか。

 国土交通省が借主と貸主の退去時における原状回復や費用負担の一般的なルールを示した「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(平成23年作成)によれば、鍵の交換は「入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人の負担とすることが妥当と考えられる」とされているので、Xさんのアパートについても、原則的にXさんが負担すべきようにも思えますが、これはガイドラインであり、法的拘束力まではありません。

 このように、鍵は物件管理上の問題ですから、借主が貸主に無断で鍵を交換してしまうというわけにはいかず、本件でも鍵の種類を交換するには、Xさんの承諾が必要になります。
 賃貸借契約は貸主と借主の信頼関係の上に成り立つ継続的な契約ですから、入居後の無用なトラブルを事前に回避するという意味でも、可能な限り両名の話合いにより、退去も見据えた条件面を煮詰めておいた方がよいでしょう。
 
 また、防犯カメラについて、それが設置されている共同住宅は一部に限られることなどを踏まえると、「人が住む場合に通常必要とされる設備」とはいえなさそうですし、防犯カメラの設置個所は個々の借主の居室内ではなく共有スペース。やはり借主がXさんに無断で設置するというわけにもいきません。
 

公開日:2016年11月21日

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