生活保護の高齢者が築古アパートに入居して、その後10年以上に亘って住み続けることになったケース(その2)|相続大家・井原裕史

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生活保護の高齢者が築古アパートに入居して、その後10年以上に亘って住み続けることになったケース(その2)

生活保護の高齢者が築古アパートに入居して、その後10年以上に亘って住み続けることになったケース(その2)

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大家 相続大家・井原裕史

これまでの「相続大家」経験を踏まえ独断と偏見を交えたつぶやきをしてみたいと思います

既報の通り、「相続大家」として築30年超の木造アパート経営を引き継いだ直後、諸般の状況も考えずに安易に生活保護の独居高齢者と新規の賃貸契約を結びました。

通常、築古アパートは早晩、建て替え或いは売却する為に取り壊しが必要となり入居者の立ち退きが不可避となります。その際、特に独居高齢者は転居先を見付けることが非常に難しいと言われています。

今回は、以上の状況を踏まえて当方が取った対応・手立てについて触れてみたいと思います。

築古アパート甦り計画(フェニックス・プロジェクト)の実施

早晩取り壊さざるを得ない築古アパートに転居が難しい孤独な老人が入居することになって、大変に困った事になったと嘆いていても埒が明かないので、ここは一番、発想の転換をしてこの事態を前向きに捉え直すことにしました。

そもそも、新築アパートを建築するにしてもかなりの高額費用が予想されること、築古物件を取り壊すためには、本件高齢者を含め既存入居者の立ち退きが必要となりますが相当の期間と負担が見込まれること、現下の賃貸経営を取り巻く厳しい状況を勘案すると今から新築を建てても収支採算の先行は予断を許さない事態が考えられることなどから、発想の転換をして今ある既存のアパートを有効に生かして行く方針に決したのです。

築30年超アパートですから既に法定の償却期間は終えていますが、これから先もう一巡、木造アパートの償却期間22年はシッカリ維持できる態勢を整えることを目指して「フェニックス・プロジェクト」と称する築古物件の甦り計画を実行することにしたのです。

 

フェニックス・プロジェクトの第1ステージ(耐震補強工事)

東京直下型地震が懸念される状況下、喫緊の課題は建物の耐震補強を実施することであると考えました。
幸い、東海地方の建設会社で木造建物専門の耐震補強を外付け工事で施す部門を有している会社と交渉を持つ機会がありました。
この会社は、関東方面でも積極的に業務展開する途上であるとのことで、本件アパートの耐震補強工事をモデル・ケースのひとつとして手掛けてもらえることとなり、かなり割安な耐震補強工事見積りを得ることができました。

実際に工事に着手して以降に水道配管の具合などから当初予期していなかった付帯工事の費用が嵩んだため、結局は当初見積もりの倍近くの総工事費になってしまったのですが、盤石の耐震補強工事を実施したことにより心置きなくフェニックス・プロジェクトの第2ステージに進むことができたので、第1ステージは概ね良好な結果になったと考えた次第です。

公開日:2017年11月7日

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