相続トラブルになる前に!遺言書を書いてもモメるのはなぜ?③現金を用意できずに不動産を共有した場合|竹村鮎子

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相続トラブルになる前に!遺言書を書いてもモメるのはなぜ?③現金を用意できずに不動産を共有した場合

相続トラブルになる前に!遺言書を書いてもモメるのはなぜ?③現金を用意できずに不動産を共有した場合

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弁護士 竹村鮎子

不動産関連業務を中心に、相続、離婚など幅広い案件を取り扱っております。賃貸経営にまつわるトラブルやその対処法について、分かりやすくご説明するように心がけています。

みなさんこんにちは!
弁護士の竹村鮎子です。
今回も、遺言書があるのに、相続でもめてしまったケースについてご説明いたします。

前回までのあらすじ

 賃貸経営をしていたAさんは「全財産を息子であるBさんに相続させる」という内容の遺言書を残して亡くなりました。
 しかし、それを知ったBさんの妹のCさんは大激怒。
 Cさんには、法律で決められた「遺留分」相当額については、亡Aさんの遺言書の内容にかかわらず、亡Aさんの遺産から取得できる権利があるのです。
 Cさんの遺留分は亡Aさんの遺産の4分の1相当額。
 したがって、Bさんは亡Aさんの遺産の4分の1相当額については、Cさんに渡さなくてはなりません。
 Bさんはできれば亡Aさん名義の賃貸用の土地建物については、自分が相続したいと考えていますが、亡Aさん名義の土地建物の評価額を決めるだけでも一苦労です。
 

トラブルポイント3「現金が用意できなくてモメる!」

 それではBさんとCさんの間で、不動産の価格についてはどうにか合意ができたものとします。ここでは計算を分かりやすくするため、亡Aさんの遺産のうち、不動産全体の評価額が3500万円、預貯金が500万円あったとします。

 遺産の総額は4000万円、Cさんの遺留分相当額は、遺産の4分の1相当額である1000万円ですから、遺産の預貯金全額である500万円をCさんのものとしても、Cさんの取り分としては、まだ500万円足りません。

 このため、Bさんは、自らどうにか500万円を工面して、Cさんに支払わなくては、不動産全部を相続することはできません。

 Bさんが自己資金で500万円を用意できるならば問題ありません。また、支払い方法についても、分割払いでも良いか、Cさんと協議をすることもできます。

 しかし、最悪の場合にはBさんは金融機関等から融資を受けて、500万円を用意しなくてはならなくなります

公開日:2017年8月2日

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