戦後しばらくは不動産の価値はこんなに高くなかった|僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

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地主系大家の家督相続的志向の相続対策 不動産で「いえ」を防衛する時代 不動産賃貸業を始めた理由

地主系大家の家督相続的志向の相続対策 不動産で「いえ」を防衛する時代 不動産賃貸業を始めた理由

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大家 僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

首都圏近郊の農家が、必要に迫られて不動産賃貸を始めたのが約27年前。 現在は、次期相続に備え、法人化して一部の物件を法人所有としました。 「生活できればそれで十分だが、絶対に負けない大家」であり続けたいと 思っています。

戦後しばらくは不動産の価値はこんなに高くなかった

 冗談はさておき、曽祖父と祖父の相続の当時は、不動産の価値がそう高くなく、かつ、先祖から引き継いできたのはほとんどが畑であったため、相続税は0円だったと聞いています。

 また、祖父は身体があまり丈夫ではなかったらしく、父は旧制中学校を卒業した戦後すぐから、農業を生業としていたわが家の中心的働き手でした。ただ、戦後政策のひとつの農地解放と、ものすごいインフレで、周辺のどこの農家も経済的にはたいへん厳しい状態であり、かなり将来を憂慮したスタートだったそうです。

 それでも父はさまざまな経営努力を重ねました。しかし、結局、昭和40年代の後半で、わが家は農業から撤退することになります。父はある公益法人の管理職に転業しました。

 しかし、生まれながらの農民ですから、その後も農業所得はないものの、母とふたりで、所有している畑の耕作を続けて今日に至っています。

(そのせいか、老年で衰えたとはいえ、この夫婦は同年輩の方々よりもずいぶん若い感じがします。ですから先ほどの「順番守って...」は、あながち冗談ではないのです)
 

不動産が稼いでくれる時代が来た?

 祖父の弟の相続の頃には、不動産の評価はかなり上がっていました。主たる相続財産は、市街化区域の畑でした。そのなかのいちばん大きな畑の真ん中が、国道のバイパス予定地として収用され、両側に400坪ずつほどの土地が残っていました。

 祖父の弟は生涯独身でした。相続について、配偶者、第1順位者、第2順位者は存在しないか、すでに死亡していました。ですから、第3順位者である「きょうだい」間で相続が行われることになりました。
 
 そして、祖父の代襲相続人であり、同居していて最期を看取った私の父が主たる相続人として一連の作業に当たりました。相続人は全部で10人いました。遺産分割協議をした結果、曽祖父から祖父の弟に分与された財産のほとんどを、本家を継いでいた父が相続するということになりました。

 この相続では、「農地の納税猶予特例(当時のルールでは20年で解除)」が生きて、やはり相続税は0円でした。

 因みにこの土地は、納税猶予が解除される直前の平成12年ごろから引き合いが多くなりました。そして、解除直後から、当家の大きな収入源となったのです。
 

公開日:2017年8月5日

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