地主系大家の家督相続的志向の相続対策 生前贈与ならぬ「生前相続」|僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

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地主系大家の家督相続的志向の相続対策 生前贈与ならぬ「生前相続」

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大家 僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

首都圏近郊の農家が、必要に迫られて不動産賃貸を始めたのが約27年前。 現在は、次期相続に備え、法人化して一部の物件を法人所有としました。 「生活できればそれで十分だが、絶対に負けない大家」であり続けたいと 思っています。

第10回 相続対策第2弾 これが当家の対策の中核
 すみません。以前から読んでくださっている方には二重になる部分が多いのですが、最初からの経緯をよくご説明した方がよいと思い、解説を加えて書き直したつもりです。
 約1年前のコラムで完全に理解されてしまった方には、「ゴメンナサイ」です。

「分けられないもの」を「分けられる」ようにできないのか?

 売却以外の方法で、こんなことを考えるなど、およそほとんどバカげたトライです。
 そもそもこれが、簡単にできるのなら、多くの相続難民は胸をなでおろすでしょう。
 
 ただ、あまりに聞かない話なので、結論から言ってしまうと、「当家ではできたのです」。
 ただし、出血多量で体力をだいぶ落としましたけど...。
 
 でも、このアイディアをメインバンクに相談してからもう4年以上になりますが、未だに当家の息の根は止まっていないので、そろそろ「少なくとも失敗ではなかった」と言ってもよいのではないかと思います。
(相続対策は「実験」することができません。ましてや、当家は幸いなことにまだ相続が発生していません。相続対策としての成否が判明するのは「Xデイ」後になります)
 

「生前贈与」   あっ、間違えた「生前相続」 えっ???

 行ったことは、「売らない!!」と言っていた、いちばんの稼ぎ頭の不動産(土地)の売却でした。

 「何だよ嘘つき!!」と言われそうですが、実は、最重要のキモです。
 「買い手は、売り出す前に決まっていたのです。なんと、「自分」です!!」
 
 このウラは、売り手は「個人(被相続人)」ですが、買い手は「法人(主たる推定相続人=私、が代表の株式会社です)」だったということです。細かくいうともう少し複雑なからくりがあるのですが、話を簡便にするためにこのまま説明します。
 
 被相続人はこの取引で、土地の所有権を失いましたが、売却代金を受け取り、それで前からの残債を返済し、譲渡所得税(売却価額の約20%:先祖伝来の地なので取得価額は売却価額の5%しか認められない)を納税し、残金を金融資産として保管しました。
 一方、土地の所有権は法人に移転しましたが、法人の株主(代表取締役)は主たる相続人である私です。土地の買い取りの原資はかなりの額になりますが、メインバンクとしては精査している取り引きですから、生意気にいうと「貸してください」よりむしろ「どうぞ借りてください」という借入で、何の障害も発生しません。
 法人は、生まれてすぐに大きな負債を背負うことになりますが、当家の方は感覚的に生前贈与ならぬ「生前相続」したようなものです。
 あとは、この不動産が間違いなく稼ぎ続けて、負債を減らしていけばよい話です。
 

更新日:2018年7月17日 (公開日:2017年11月1日)

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