未成年と親権者が同時に相続人になる遺産相続の注意点①未成年者が婚姻をしているケース(成年擬制)|阿部 栄一郎

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未成年と親権者が同時に相続人になる遺産相続の注意点①未成年者が婚姻をしているケース(成年擬制)

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弁護士 阿部 栄一郎

阿部栄一郎と申します。 賃料未払い、明渡し、敷金返還といった基本的な賃貸借契約の問題から騒音、悪臭問題といったことまで幅広く賃貸借契約に関する相談、問題解決に当たっています。また、マンション管理組合からの管理費滞納やペットの問題等の相談、問題解決にも当たっています。 相談や解決に当たっては、なぜそのようになるのか、なぜそのように解決した方がいいのかをできる限り丁寧に説明をするように心がけております。 お気軽にご相談ください。

不幸にも、父又は母が亡くなってしまった場合、未成年者と親権者である父又は母が同時に相続人となってしまうことがあります。
そして、遺産分割調停を見れば分かるとおり、相続人は、本来、各自の利益のために特別受益や寄与分といった主張をする関係(対立関係)にあります。
このような場合に、通常通り、親権者である父又は母に未成年者の利益を任せても良いのでしょうか。
本コラムでは、未成年者の成年擬制の有無、未成年者と父又は母との利益相反の有無といった観点からどのように手続をとればよいのか解説します。

1 はじめに

本コラムをお読みいただいている方の多くの方が,未成年者は単独で法律行為ができない,親権者が法定代理人として代わりに法律行為をしなければならないといったことをご存知かと思います。

では,未成年者の法定代理人である親権者も相続人の一人として手続に加わる相続の場合,親権者が自分のいいように遺産分割手続をしてしまうのではないかという懸念があります。未成年者はどうすれば良いのでしょうか。

本コラムでは,その点を解説いたします。

2 未成年者と親権者が同時に相続人になる場合

不幸にも,子が未成年の間に父又は母が亡くなってしまった場合,未成年者と当該未成年者の法定代理人である父又は母(配偶者が死亡した場合,未成年者は残った親の単独親権に服することとなります。)が同時に相続人となります。なお,法定相続分は,配偶者である父又は母が2分の1,残りの2分の1を子が頭数に応じて分けるということになります。

以下,このケースを基に解説していきます。

3 未成年者が婚姻をしている場合(成年擬制)

未成年者が婚姻をしている場合,未成年者は,成人に達したものとみなされます(民法753条)。つまり,法律上は,成人と同等に扱われることになります。ただし,法律上,成人になったからといって,喫煙や飲酒ができるわけではありません。

未成年者が婚姻をしており,成人と同等に扱われる場合には,法律上,特段の保護は必要ありません。未成年者は,単独で,父又は母と遺産分割協議や遺産分割調停等を行うことができます。

今回は未成年者が婚姻をしている成年擬制の場合を解説致しました。
次回は未成年が婚姻をしていない特別代理人選定の場合を解説致します。

公開日:2018年3月5日

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