家賃・地代の滞納と消滅時効!家賃滞納も地代滞納にも時効が…③債務者(借主)による債務の承認について|阿部 栄一郎

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家賃・地代の滞納と消滅時効!家賃滞納も地代滞納にも時効が…③債務者(借主)による債務の承認について

家賃・地代の滞納と消滅時効!家賃滞納も地代滞納にも時効が…③債務者(借主)による債務の承認について

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弁護士 阿部 栄一郎

阿部栄一郎と申します。 賃料未払い、明渡し、敷金返還といった基本的な賃貸借契約の問題から騒音、悪臭問題といったことまで幅広く賃貸借契約に関する相談、問題解決に当たっています。また、マンション管理組合からの管理費滞納やペットの問題等の相談、問題解決にも当たっています。 相談や解決に当たっては、なぜそのようになるのか、なぜそのように解決した方がいいのかをできる限り丁寧に説明をするように心がけております。 お気軽にご相談ください。

本コラムでは、家賃・地代の債権も一定期間行使しないでいると消滅時効にかかってしまうこと、そして、消滅時効を完成させないためにどのような行為をすればいいのかを紹介しています。
また、2020年4月1日から改正民法が施行され、消滅時効についても改正が予定されています。その点も踏まえて、現行民法と改正民法との相違点や共通点についても触れながら解説しています。
参考になれば幸いです。

1 債務者による債務の承認

前回コラムの2の消滅時効の中断事由(改正民法では,更新事由)の中でも一番簡易な方法は,債務者による債務の承認です。債務の承認は,その名のとおり,債務者が債務の存在を認めることです。債務者が債務を認める旨の書面を差し入れることはもちろん債務の承認に当たりますが,債務の存在を認めて,その一部を支払うことも債務の承認と認められます。

つまり,大家さんからすれば,滞納家賃・地代の一部を支払ってもらえれば,それで債務の承認(消滅時効が完成しない事由)となります。

ただし,大家さんと賃借人との間で,賃借人が支払った家賃・地代がいつの家賃・地代に充当されるのかということが争いになることがあります。この争いについては,契約書上,どのように充当をするのかを明確に定めておけば(合意による指定充当)避けることができます。なお,合意による指定充当については,現行民法と改正民法とで少し条文構成が変わりましたが,実質的な変更はありません。

2 まとめ

本コラムにおいては,家賃・地代の消滅時効は5年間の経過で完成すること,そして,消滅時効の完成を阻止する方法を知ってもらいたいと思います。

その中でも,大家さんでも比較的簡単にできる方法が賃借人による債務の承認です。仮に,債務の承認をしてもらうことができない場合等については,弁護士等の専門家に相談して手続をとってもらう方がいいかもしれません。

更新日:2018年10月19日 (公開日:2018年7月27日)

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