優先すべきは収益性?「まち」にも建物にも「雰囲気」がある、賃貸経営における「命題」 短編大家心得――負けないための10章 その2|僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

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優先すべきは収益性?「まち」にも建物にも「雰囲気」がある、賃貸経営における「命題」 短編大家心得――負けないための10章 その2

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大家 僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

首都圏近郊の農家が、必要に迫られて不動産賃貸を始めたのが約27年前。 現在は、次期相続に備え、法人化して一部の物件を法人所有としました。 「生活できればそれで十分だが、絶対に負けない大家」であり続けたいと 思っています。

第2章 必ず現物をみる

 大きな投資をしようというのに、物件現物を自分の目で確かめないことは、「私には」考えられないこと。

「まち」にも建物にも「雰囲気」がある

 僧俗嫌世には、現物を見ない取り引きは「ありえない」。
 そうしている方がいることは知っているし、その方には相応の理由があるのだろう。それを否定するつもりはサラサラない。
 でも、僧俗嫌世にはそんな度胸はない。(取り引きに失敗しても死なないくらいのお金もない)
 
 例えば、また、物件購入話。
 ネットや地図だけではわからない情報がゴロゴロあることは、現地に行って30分も周囲を歩き回ってみればすぐにわかる。物件の周囲の「雰囲気」というのは、行って感じてみるしかない。しかも、行ってみて何の魅力も感じないようであれば、その物件は×だ。

 「自分が住んでみたくならないような場所に、他人が住んでみたくなるわけがない。」
 

ハイ! 高校数学登場!

 先ほどの、「自分が住んでみたくならないような場所に、他人が住んでみたくなるわけがない。」をもう少しことばを削って、「AならばBである」という、「命題」にして考えてみる。
 
 すると、もとの命題は、
「自分が住んでみたくなる場所ならば、他人も住んでみたくなる場所である。」となる。
 これを、無理やりだが、「真」(必ず正しい)とする。(注)
 ちなみに、この命題の「対偶」を取ってみると、
「他人が住んでみたくならない場所ならば、自分も住んでみたくならない」である。
 ある命題が「真」ならば、その「対偶」は必ず「真」であるから、この対偶命題は当然のごとく「真」。
 また、この命題の「逆」は、「他人が住んでみたくなる場所ならば、自分も住んでみたくなる」となる。「逆は必ずしも真ならず」だが、これも印象でいうと「真」だろう。
 
 ダメ押しだ。「裏」というのもある。もとの命題の「裏」は、
「自分が住みたくならない場所ならば、他人も住みたくならない」
「裏」の真偽もケースバイケースだが、これもほぼ「真」と納得できそう。
 
 このとおり、「自分がそこに住んでみたいかどうか」は、実は、かなり重要なファクターなのだ。
 特殊な指向、用途でもない限り、大家が「ここに自分も住みたい」と思う「直感的な感覚」と同じような感覚を、多くの未来入居者も持っている確率は高いと思う。

 キーワードは「雰囲気」。
「雰囲気」は現場にいかないと味わえない。
 
 収益性なんてものは、その次に考えればいい。

 
 
注)中盤の「命題」に関わる部分は、おおもとの命題の仮定が実は「偽」(すべて「真」とはいえない)なので、他の命題も、論理学的にはすべて「偽」です。ひとつでも反例(つまり、例外)があれば、「真」にはなりませんので。
「ご自分の感覚を大切に...」という意味合いで、敢えて援用させていただきました。

 

更新日:2018年10月16日 (公開日:2018年10月11日)

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