地主系大家の家督相続的志向の相続対策 「現代に生きる」地主系大家が「家督相続的志向」で相続を考える理由|僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

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地主系大家の家督相続的志向の相続対策 「現代に生きる」地主系大家が「家督相続的志向」で相続を考える理由

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大家 僧俗嫌世(そうぞく・いやよ)

首都圏近郊の農家が、必要に迫られて不動産賃貸を始めたのが約27年前。 現在は、次期相続に備え、法人化して一部の物件を法人所有としました。 「生活できればそれで十分だが、絶対に負けない大家」であり続けたいと 思っています。

第27回(タネアカシその2) 近郊農家の心象風景
 私が当家の相続を「家督相続的志向」で組み立てたのには、なかなかことばでは表せないものが、わたしのなかに眠っていたからかもしれません。


(まるで古文書のようなので、これも黒ベタで書いてみました)

かすかな記憶

 両親は、常に「畑」という職場にいた。

 かすかな記憶として、「しょいかんご(ハチホンバサミという大きな背負いかご)」のなかに放り込まれ、どこかの畑に連れて行かれ、その畑の隅の方でもぞもぞと遊んでいた。

 早世した祖父の、ほとんど唯一の思い出は、リヤカーをつないだ耕耘機の助手席に乗せられて、舗装などされていなかった田舎道の起伏に尻が飛び跳ねるのを、落ちないように必死でしがみついているという写真的記憶だ。

 就学前は、身体が小さく、すぐに病気になる。バスに乗っての町への病院通いの付き添いは祖母の役目。でも、祖母はその頃60歳になるかならずかだったはずだ。

「まだ若いから...」「経験が浅いから」など理由にならぬ

 農業は重労働。それ以前から、主な働き手は若いもので、そこそこの歳になったり、跡取りに嫁が来たりすると、先代は実質的に重労働を引退し、じいさまは村の役をやらされ、ばあさまは庭の草むしりや孫の世話が仕事になっていく。
 それが、農村の代替わりの実際だった。
 
 当家は戦前まではそれなりの地主として、それなりの小作人を抱えていたようだが、「農地解放」という政策のため、多くの土地とすべての小作が一瞬にして消えてなくなった。
 学校を出たてで、しかもまだ、未成年だった父の肩には、その父親も祖父もまだ存命でありながら、収入を上げる責任と同時に、資産の管理・運営という仕事も託された。
 
 父から、「うちじゃぁ、若いうちから実務を持たせるのが習わしだ」と、有無を言わせず、30歳前から不動産の賃貸管理を任された私だったが、後になって当家の歴史をひもとくと、遠く明治維新以前からそうしたことが習慣化されてきていたことがわかった。
 それがわかってみると、長男としては逃げ出すわけにはいかないのだ。
(事実、たとえ自分がどこかの一人娘と恋に落ちて、この「いえ」から出ていくことや姓をかえることなど、小指の先ほども考えたことはなかった)
 

更新日:2018年11月13日 (公開日:2018年2月16日)

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