そろそろ、年金の「実感」ー年金生活、節約(倹約)生活を考える健全な収支と人生観~結果としての節税あれこれ~|Hisashi

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そろそろ、年金の「実感」ー年金生活、節約(倹約)生活を考える健全な収支と人生観~結果としての節税あれこれ~

そろそろ、年金の「実感」ー年金生活、節約(倹約)生活を考える健全な収支と人生観~結果としての節税あれこれ~

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大家 Hisashi

職域年金受給1年前となり、やっと「少しはラクになるかな」と、一息吐いています。サラリーマン大家→個人事業主→会社設立と、書けば順調に見えるものの、「いつもカツカツ」で生きてきた気がします。これまでの経験を、節税面から振り返ってみようと思います。

 以前にも触れましたが、本コラム連載のきっかけは、筆者の職域年金受給1年前の「節目」でした、
 生まれ月の関係で、筆者の受給開始は2018年半ば。雑所得に分類される年金ですが、当然その年(2018)は年収レベルの総額や控除は100%での把握にはならず、
 「年間の予定収支見込み」
は2019年から。その2019年を振り返り、2020年が明ければソロバン勘定も見えてくる筈でしたが、ご存じ新型コロナ・ウィルス騒ぎ。
 幸い筆者の手持ち物件では入居者さんの相次ぐ退去、結果としての賃料収入減、というような事態には至っておりませんが、それでも「例年的な想定内退去」には結構気を揉まされました。もしかしたら、感染から発症までに潜伏期間があるように、これからジワジワと、堪え切れなくなった賃借人さんが退去解約(=賃貸料減)になるのかも知れません。

<44> そろそろ、年金の「実感」

 個人事業主の決算が見え隠れしてきた2019年の暮れ。それは筆者が初めて手にした年金が2月から12月まで(偶数月年6回)、暦年でフルに受給という年でもあったのですが、年金生活とか節約(倹約)生活といった一般像がどんなものなのか?  という認識も必要かと思い、2冊の本を手にしました。
 ニュース報道などでよく流れてくる「年金だけが頼り」的な切実感との乖離とか距離感というものを知っておくことは、無駄ではないと思ったからです。

 不動産投資(賃貸経営)をなさる方のきっかけは人それぞれ。
・農家だったが後継者不在。近郊だったせいか通勤圏化してきたため、土地を転用して賃貸マンションを建てたら、まあそこそこ収支が成り立った。
なんて人もいるでしょうし、
・もともと建築とか住環境デザインに興味があって、その一環として賃貸経営という分野に興味を持った。
という人もいるかも知れません。
・いいえ、親の代からアパート経営をしていて、それを継いだだけ。
という人もいるかしら?
  
 『金持ち父さん貧乏父さん』以降、株やFXと同列の「投資」と捉える方も増えましたが、筆者は以前にも触れたとおり(第<40>回、2019.10.22)、若い頃同居していた祖母を手本に学んだだけで、広く投資手法をあれこれ検討したわけでも、特に不動産にフォーカスして勉強したわけでもありません。日々の収入の柱のひとつと考えるなら、まあ、これくらいのことは意識せにゃいかんかな、程度のスタンスです。

 さて、1冊は、『老後破産』(新潮文庫、ISBN 978-4-10-128379-1)。もう1冊は直接年金とは関係がないのですが倹約質素な生活という観点から『年収90万円でハッピーライフ』(ちくま文庫、ISBN 978-4-480-43607-8)。
 前者はタイトルにも「老後」とあるように、60歳以上の人々について描写されているので、身に迫るものがあり、健康のことやら保険診療のことなど、いろいろ考えさせられました。特に、持病を持った独り暮らしの方が年金を頼りに通院する姿などは「誰もが陥る可能性があるのかしらん?」と思わずにはいられません。
 後者は、結婚すらこれから、という若い世代の倹約生活の話です。

 いずれにせよ、「世話なし定収入」が多ければ安心、という構図は、前回書いた「あくせく働かずともそこそこ安定した収入」(第<43>回)であり、年金は親方日の丸が保障してくれる、という安心にもつながっているわけです。と同時に、日頃をいかに節約・倹約するか、についても心を砕かねばならないと、読後に改めて認識したものです。

 若い頃から行きつけの居酒屋がありますが、そこの常連客さんで、
 「最近年金が入るようになったけど、使わないから貯まる一方だ。」
と仰言る陽気なオヤジさんがいました。
 (ほう、たいしたもんだ。)
 と感心しながら聞いていましたが、その方が普段どんなお仕事をされているのかは知りません。
 筆者も、年金は消費に廻さず小規模共済の掛金に使ったりしていますが、今(2021年に向けて)考えているのは、この常連のオヤジさんのように「年金を丸々小遣い」に変身させられるか、という目標。
 そのため、改めて手持ち物件の固定費(管理費、修繕積立金、固定資産税など)の把握や、クレカによる無駄遣いがなかったか2020年のチェックを始めたところです。放っておいても、歳を取れば嫌でも医療費が増えてくるでしょうし、まあ、当然の自衛手段ですかね。

 老後の生活を年金だけに頼るには今の公的年金では足りないから、その足しに、という位置付けで不動産賃貸経営を目的に据えたことは、筆者としては特に意識したことはありませんが、ただ過去のコラムを読み返すと、どことは無しにそうした雰囲気は読み取れる気がします。

 縁あって手を染めたこの道ですから、せめて崖崩れで足下を掬われるような結果にだけはしたくないな、と考えた時、
 「んー、確かに年金の存在とはありがたいもんだ。」
とは感じ始めているこの頃です。

 なお、字面(じづら)をつつく気はありませんが、「年」金の名の通り、年間で把握、その支給が年6回に分けて手元に届く、という概念は必要な気がします。大した額ではないにしても、物価を反映するスライド制が敷かれていますし、その改定は年に一回。
 以前のコラム(第<11>回、2017.10.10)で、筆者の自宅屋根に載せた太陽光発電収入がきっかけで「年収」を意識するようになった、と書きましたが、年間の収入が見えていれば、野菜の高値にも、
  「○月頃は安かったけどな。」
という意識で臨めます。日常の生鮮品に物価変動は付き物、と解れば、それを見越した余裕を織り込む知恵も湧こうというものです。

・家賃収入で基本的な日常生活は足りている。
・そこに年金という+αが加わる。
・公的年金だけが頼り。
・医療費の増大も心配と不安の種でしかない。

 いろいろな方がさまざまなポジションにおられると思いますが、少なくとも家族や親族が年金を金蔓にして、亡くなっても生きていることにさせられて(という事件が2010年頃にありましたっけ)、といった哀しい人生にはならないように、このサイトをお読みの皆さまには、健全な収支と人生観を過ごされますよう。

 野菜が高いから鍋はやめとこう、と我慢する食卓か、
 ん、野菜高めだけどたまには家族で鍋をつつこうか、
のどちらが豊かな家族団欒の姿かは論じるまでもありませんし、その違いが、「奮発して鰻を食おう」というほどの覚悟と較べれば、せめて日々の家計にそれくらいの「余裕(あそび)」は持ちたいものです。

公開日:2020年12月23日

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