鉄骨構造の物件にシロアリ発生/ゴミ屋敷に住む餓死寸前の女性…|誰もが体験したくない大家の闇実話-不動産賃貸経営博士-

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鉄骨構造の物件にシロアリ発生/ゴミ屋敷に住む餓死寸前の女性…|誰もが体験したくない大家の闇実話
大家の闇実話

鉄骨構造の物件にシロアリ発生
ゴミ屋敷に住む餓死寸前の女性

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事件1
東京都 H・Mさん
鉄骨構造の物件に「シロアリ」発生
大丈夫だろう」と深く気にせずに

今も所有している中古物件で起きた出来事です。それは鉄骨構造の一棟マンションで立地も良く「これは買いだ」と思い購入を決めました。
話が進み、いざ売買契約を交わそうとなったとき、重要事項説明書には過去に『シロアリ』が発生したことがあるという記載がありました。「木を好むシロアリがなぜ鉄骨構造の建物で?」と疑問に思いつつ、現在はもう問題ないという業者の言葉もあり、そのまま契約を交わしました。
今思うと賃貸経営を甘くみていたと思います。

再び「シロアリ」の魔の手が!

「もう大丈夫だろう」という思いは叶うことなく、再びシロアリが発生。すぐに業者に連絡すると、鉄骨構造でもRC 構造でも、一部は木材を使用するため被害に遭うことは少なくないそうです。
被害は建物の広範囲に渡っており、シロアリ駆除に加えて浸食された設備の取り換えが必要だと言われ、出された見積もりは1100万円!
売主には瑕疵担保を要求し、一時は裁判を起こすかどうかというところまで発展しましたが、売主は債務超過の業者だったらしく、どうしても支払いができない状態。
このままでは意味なく時間と費用がかかるとわかり、売主には払える限りの金額として50万円請求することで示談が成立しました。

去っていく「入居者」の背中

ばたばたと対処に追われている間に、入居者は次々出ていってしまいました。
建物全体を修繕しなければいけなかったため、残ってくれていたとしても一度退去してもらわないといけません。
けれどその前に起きた退去は、購入時に「大丈夫だろう」と楽観視していた自分が招いたことです。これにはこたえましたが、目の前の「シロアリ」をなんとかしないといけないと思い直し、無事に解決するまで頑張ろうと自分を奮い立たせました。

私のとった「行動!

まずは1100万円の見積もりから見直そうと、インターネットや大家仲間の紹介で繋がった業者間で相見積もりをかけました。金額を抑えながら、3度目のシロアリ発生を防ぐため技術と人柄も重視しました。
結果的に当初の半額である550万円でシロアリの対処ができました。
次に単なる修繕だけではなく、物件に新たな付加価値を付ける方法を考えました。
今後の経営の戦力となる「なにか」を求め、業者や大家仲間のアドバイスを聞き、物件の一部を「女性専用のシェアハウス」に変えることを決めました。
その準備で家具・家電をそろえるため100万円程かけ、最終的に1100万円が必要だと言われた空室だらけのシロアリ物件は、650万円で見事に満室稼働のシェアハウス物件に生まれ変わりました。
なにがあっても立ち止まらずに、どうすれば現状が良くなるかを考え続ければ、それまで以上の成果を得ることができると学んだ事件でした。

事件2
東京都 D・Oさん
ゴミ屋敷に住む「餓死寸前」の女性
臭い」と苦情が入り向かってみると…

ある夏の日、入居者から連絡が入りました。「隣の部屋の匂いがひどく、ゴキブリも出ている」と言われ、向かってみると確かに凄惨な状態。
中へ入ると、1Kの部屋の天井から20センチくらいまでゴミが積まれているような状態でした。
入居者は生活保護を受けている方で、発見時は餓死寸前の状態になっていました。家賃滞納がなかった分、気付くことが遅れてしまいましたが、もっと遅れていたらどうなっていたことか…。

体にゴキブリが「住み着く」入居者

行政と協力して対応し、今後どうしていくか、何度も入居者とお会いして話をする日々が続きました。
入居者は最初「自分でなんとかするから大丈夫だ」といって聞きませんでしたが、1人でどうにかできる状態ではありません。
入居者の体には住み着いてしまったかと思うくらい、どこにいてもゴキブリが付きまとい、話し合いをする視界の隅でいつもカサコソと走り回っていました。

フローリングが「」に戻る?

発見から退去まで3ヶ月以上、ひたすら入居者の身の上話を聞くこともありました。話を聞いていたため終電を逃し、カプセルホテルに泊まったこともあります。親身に話を聞いていくことで、少しずつこちらの言葉も届くようになりました。
最終的に入居者と仲違いをしていた母親とも連絡を取ることができ、その方は退去されました。すぐに業者を呼び、トラックを何台も使って部屋のゴミを片付け、ようやく見えた床はフローリングが腐り、土に戻っていました。

私のとった「行動!

一通りの作業が終わるまで大変な日々でしたが、近隣の入居者から連絡が入ったときにすぐに動いたことで、最小限の時間と事態でおさめることができたと思います。
オーナーチェンジで購入した物件だったため、その入居者がいつから入居しているかはわかりません。
生活保護を受けていたため、家賃そのものは行政が出していましたが、借主としての名義も家賃の振込元も入居者本人のものであり、金銭面においては問題のない方でした。
リフォームで掛かった費用は100万円。退去費等は行政が払うことはありませんでした。
損害賠償請求も可能でしたが、定期的に物件の様子を確認していれば防ぐことができたかもしれない事件だったと思い求めませんでした。「家賃滞納がない=大きなトラブルが起きていない」とはならないことを身に沁みて実感した出来事でした。


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